ゆったり行進曲

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おやじの名言タイム vol.21『辛いという字がある。もう少しで幸せになれそうな字である』

人生には、避けて通れない「辛い瞬間」があります。仕事でのプレッシャー、家庭での不安、健康の悩み…。どれもできれば遠ざけたいものですが、残念ながら生きている限り、完全に避けることはできません。そんなとき、私たちはつい「もうだめだ」と思ってしまいます。でも、辛さの中にこそ、実は希望が潜んでいるのではないか。今日は、そんなことを思い出させてくれる言葉を紹介します。

 

「辛いという字がある。もう少しで幸せになれそうな字である」
— 吉野富弘

 

この言葉は、詩人であり画家でもある吉野富弘さんの作品に出てきます。彼は事故で体の自由を失い、口に筆をくわえて詩や絵を描き続けた方です。だからこそ、どんな状況でも希望を見出す視点を持っているのでしょう。

「辛」という字をじっと見てみると、「幸」ととてもよく似ています。たった一本の線が足りないだけで「辛」になり、一本加えるだけで「幸」になる。この文字の偶然は、まるで私たちの人生そのものを映しているようです。ほんの少しのきっかけや出会い、努力や工夫で、辛さは幸せへと変わる可能性を秘めているのです。

例えば、仕事での失敗は辛い経験ですが、その振り返りを通じて次の成功に近づくことがあります。家族との衝突も、時間をかけて話し合うことで、より深い理解につながることもあります。体の不調に気づいたことで、逆に生活習慣を改善でき、健康を取り戻すきっかけになるかもしれません。

辛さは決して無意味なものではなく、幸せの入口である。そう考えると、苦しい出来事も少し違って見えてきます。「あと一歩で幸せに届く」と思えるだけで、心の重さが少し軽くなるのではないでしょうか。

私自身も、仕事や生活の中でどうにもならない壁にぶつかることがあります。そんなとき、この言葉を思い出すと「これは幸せに近づく途中なんだ」と考えられるのです。辛さを避けるのではなく、受け止め、その先の光を探す。その姿勢こそが、人生を豊かにしてくれるのかもしれません。

辛いという字は、幸せと背中合わせ。今日もまた、少しだけ前を向いて歩いていきたいものです。

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