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『成瀬は信じた道をいく』レビュー|成瀬あかりが周囲に与える前向きな影響

以前このブログで、

成瀬は天下を取りに行く』の感想を書きました。

👉 前回の記事はこちら
「成瀬は天下を取りにいく」読書レビュー
https://easy-going.hatenablog.jp/entry/naruse-wa-tenka-wo-toriniiku-review

 

独特な主人公・成瀬あかりのキャラクターがとても面白く、読後もしばらく印象に残る作品でした。

そして今回、その続編である
『成瀬は信じた道をいく 』を読んでみました。

前作の勢いそのままに、今回も成瀬は自分の信じた道をまっすぐ進んでいきます。
読んでいて思ったのは、成瀬の魅力は「自由な生き方」だけではなく、周りの人にも少しずつ影響を与えていくところだということでした。

今回は、そんな成瀬という人物の魅力について、改めて感じたことを書いてみたいと思います。

 

空気を読まない強さ

日本ではよく「空気を読む」ことが大切だと言われます。

周りの様子を見て、
無難な選択をして、
できるだけ波風を立てない。

社会生活を送るうえでは、それも必要なことだと思います。

でも成瀬は、そういう価値観とは少し違います。

自分が面白いと思ったことをやる。
自分が納得できることを選ぶ。
そして結果がどうであっても、淡々と前に進む。

決して周囲に反抗しているわけではありません。
ただ、自分の軸がはっきりしているのです。

その姿は、読んでいてとても清々しく感じました。

 

成瀬が周りに与える影響

この物語で面白いのは、成瀬自身の行動だけではありません。

成瀬と関わった人たちが、少しずつ前向きになっていくことです。

成瀬は、誰かを励まそうとして行動しているわけではありません。
むしろかなりマイペースです。

それでも、彼女と関わる人たちは、
少し勇気をもらい、
少しだけ自分の殻を破っていきます。

これはとても不思議なことです。

「頑張れ」と言われたわけでもない。
アドバイスをもらったわけでもない。

それでも、
自分の信じた道を堂々と歩く人を見ると、人は影響を受ける。

成瀬という存在は、そんなことを教えてくれます。

 

人は人に影響されて生きている

50代になって思うのですが、人は意外と周りの人から影響を受けています。

職場でも、家庭でも、友人関係でも。

明るい人がいると空気が変わる。
前向きな人がいると、自分も少し挑戦してみたくなる。

逆に、愚痴ばかりの環境だと、気持ちまで沈んでしまうこともあります。

成瀬は、まさに空気を変える人です。

本人は特別なことをしているつもりはない。
でも、その姿が周りの人を動かしていく。

これは現実の世界でも同じなのかもしれません。

 

50代だから思うこと

若いころは、どうしても周りの目を気にしていました。

常識から外れていないか。
変に思われないか。
失敗しないか。

でも50代になってみると、少し考え方が変わってきます。

意外と人は、他人の人生をそこまで気にしていない。
そして人生は思っているより短い。

そう思うと、

「自分は何を面白いと思うのか」
「何をやってみたいのか」

そんなことを大切にしてもいいのではないかと思うようになりました。

 

まとめ

『成瀬は信じた道をいく』は、

・テンポよく読める
・ところどころ笑える
・そして少し元気が出る

そんな小説でした。

そしてもう一つ感じたのは、
自分らしく生きることが、結果的に誰かに良い影響を与えることもあるということです。

成瀬ほど大胆には生きられなくても、
自分の信じる道を少しだけ歩いてみる。

そんな気持ちになれる一冊でした。

easy-going.hatenablog.jp

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