ゆったり行進曲

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呼吸は私たちが思っている以上に大切です


先日、NHKの「あしたが変わるトリセツショー」という番組を見ました。そこで紹介されていたのが呼吸についてでした。思っている以上に呼吸の大切さを説明していたので、概要を説明します。

機能的残気量とは?

機能的残気量という言葉をご存知でしょうか。息を吐いたとき肺の中に残る空気の量のことで、肺の中に残る空気の量が多いと、新しく吸える空気の量が減ってしまい、つまりは、肺を十分に使えていないことになります。不安やストレスを抱えている人、冷え性の人、肩こりの人、高血圧の人、低血圧の人などは、機能的残気量が多い人が多いそうです。

機能的残気量が多いとどうなるの?

機能的残気量が多いと、呼吸が浅くなっているので、新しい空気を取り入れるために呼吸が速くする必要があります。呼吸が速くなると交感神経が優位になり、心拍数が上がり、血管が収縮します。この結果、血流が悪くなり肩こりや冷え性の原因になると考えられています。逆に呼吸をゆっくりにして、副交感神経を優位にすると肩こりや冷え性の改善が期待できます。

深呼吸ではダメなのか?

呼吸をゆっくりすること代表が深呼吸です。確かに、緊張を和らげたりするのに深呼吸は有効で副交感神経を優位にすることができます。しかし、深呼吸で呼吸がゆっくりになるのは一時的なものです。深呼吸をやめると普段の呼吸に戻ってしまいます。よって、普段の無意識な呼吸をゆっくりにするためには機能的残気量を減らす必要があります。

機能的残気量を減らすには

まず、大前提として、肺には筋肉がないので、自らふくらんだり、縮んだりすることはできないんだそうです。では、どうやって動いているかというと、呼吸筋と呼ばれる約15種類の筋肉が肺を動かしています。具体的には、横隔膜、内肋間筋、外肋間筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋などです。
機能的残気量を減らすには、ストレッチをしてこれらの筋肉をうまく動かせるようにしてあげる必要があります。

(参考)呼吸ストレッチのやり方
http://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2022_kokyuu.pdf

まとめ

呼吸の仕方が、体の様々な不調の原因になるというのは衝撃でした。番組では、精神的な不安を抱えている人が呼吸ストレッチをすることで、機能的残気量が減り、不安がやわらいだと紹介していました。確かに強いストレスを感じていると呼吸が浅くなりますよね。意識して深呼吸やマインドフルネスなどを実行することも有効だと思いますが、呼吸ストレッチによって、普段の正常な呼吸を手に入れられたらいいですよね。

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