ゆったり行進曲

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ペットボトルキャップでSDGs

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ペットボトルからキャップをはずしても、一般ゴミとして捨ててしまっては、焼却処分されてCO2の発生源になってしまいます。せっかくペットボトルから分離するのだから再利用しようというという発想のエコキャップ運動を紹介します。キャップを分別回収するだけで、環境改善と再資源化の促進が出来るとしたら大変すばらしい事ではないでしょうか。

 

 

エコキャップ運動とは?

エコキャップ回収の活動は神奈川県の女子高校生たちの「ペットボトルのキャップを一般ゴミとして捨てるのはもったいない」「これを集めて何かできないか?」の声、これがキャップを集め始めたきっかけだそうです。たしかによくよく考えればペットボトルの本体は分別するのにボトルキャップを分別しないのはなぜだろう?と思うのはごく普通の発想です。それまでは誰も気づかなかったということですね。

 

エコキャップ運動はどんな効果があるの?

エコキャップ運動をすることにより以下の3つの効果があります。

  • 障がい者の雇用と社会参加の促進
  • リサイクル・CO2の削減に寄与
  • 世界の子どもたちにワクチンを寄付

ペットボトルキャップを分別して捨てるだけでこれだけの社会貢献ができるなんて、素敵な取り組みですよね。

 

障がい者の雇用と社会参加の促進

エコキャップの選別作業は、機械に頼らず障がい者や高齢者により行われているそうです。一般就労の難しい障がい者や高齢者の雇用を創出することができるまさにSDGsです。

 

世界の子どもたちにワクチンを寄付

ペットボトルキャップそのもの、もしくはペットバトルキャップの売却益をNPO法人に寄付することによって、世界の子どもたちにワクチンを寄付することができます。こちらもまさにSDGsですね。

 

ペットボトルキャップを寄付するときの注意点

  • ペットボトルのキャップのみ。マヨネーズやポン酢などペットボトル以外のキャップはNGです。
  • 汚れたキャップは洗ってから(できる限り)

 

エコキャップ運動に関わっている団体

世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)

2つの方法により寄付ができます。

  • ペットボトルキャップを回収業者に提供し、回収業者がリサイクル素材として得た売却益をJCVに寄付
  • 回収業者にペットボトルキャップを売却し、その売却益をJCVに寄付

JCVはUNICEFと連携して、世界のワクチン工場へワクチンを発注し、世界の子どもたちにワクチンを届けます。

 

NPO法人全国障害者福祉援護協会 エコキャップ協会

全国に障がい者地域作業所「チャレンジメン」を設立・運営しており、チャレンジメンに集まったキャップは、障がい者の方達により仕分け、洗浄・破砕し、リサイクル会社に売却します。売却益は先ほど紹介したJCVを通じて世界の子どもたちにワクチンが届けられます。

 

まとめ

近くのスーパーなどでもペットボトルキャップの回収ボックスが設置されていると思います。キャップを集めて業者に送るのはハードルが高いと思いますが、せめて燃えるごみとしては捨てずに分別して捨ててみてはいかがでしょうか。