ゆったり行進曲

こころ豊かにゆったりのんびり生きていきたいオヤジのブログです

静けさと歴史に触れる 東急大井町線・上野毛から等々力 渓谷さんぽ

都心からすぐの静けさを歩く


風邪に悩まされたゴールデンウィーク、体に負担をかけずに何かできないかと考えた末、散策に出かけました。東急大井町線上野毛駅を起点に、二子玉川公園多摩川沿い、野毛大塚古墳、等々力渓谷をめぐり、等々力駅まで歩くコース。距離はおおよそ4.5km、時間にして2時間ほどの“ちょうどいい”街歩きです。

自然に触れ、静けさを味わい、最後に美味しいコーヒーで締める──
そんな半日をゆったり過ごしてきました。

 

上野毛自然公園──木陰に包まれるスタート

スタートは「上野毛自然公園」。駅からほど近く、広い芝生と大きな木々に囲まれた静かな公園です。朝の空気に深呼吸をひとつ。ベンチに少し腰を下ろしながら、これからの散策に気持ちを整えます。

f:id:cozy__1972:20250506122637j:image

 

二子玉川公園と帰真園──庭園と書院の静けさ

次に向かったのは、歩いて10分ほどの「二子玉川公園」。その中にある日本庭園「帰真園」は、池を囲むように遊歩道が整えられた静謐な空間です。季節の植栽も丁寧に手入れされており、時間がゆっくりと流れているような心地よさがありました。

庭園の一角には、昭和初期の木造建築「旧清水邸書院」が佇んでいます。杉並区から移築されたこの書院は、和の美しさと落ち着きが感じられる空間。畳の間から庭を眺めていると、都会の喧騒が遠のき、心がすっと静まっていくようでした。

f:id:cozy__1972:20250506122716j:image
f:id:cozy__1972:20250506122712j:image

 

多摩川の河川敷──広い空と川風の中で

帰真園を後にし、ほどなくして多摩川へ。広がる空、ゆったりと流れる川、そのそばに続く遊歩道。ジョギングをする人、犬の散歩を楽しむ人、思い思いに過ごす姿に癒されながら、川風を受けてのんびりと歩きました。

f:id:cozy__1972:20250506122741j:image

 

野毛大塚古墳──街中にある前方後円墳

多摩川から住宅街を抜けて、現れたのが「野毛大塚古墳」。想像以上に立派な前方後円墳で、登ってみると川や街並みが一望できる気持ちのよいスポットです。説明板を読みながら、ここに古代の人々が暮らしていたことに思いを馳せました。

f:id:cozy__1972:20250506122846j:image
f:id:cozy__1972:20250506122841j:image
f:id:cozy__1972:20250506122836j:image

 

等々力渓谷エリアで心が整う──自然と祈りの調和

そして本日の終盤、「等々力渓谷」へ。駅近くから谷へと下りると、せせらぎの音と木々の香りに包まれた別世界が広がっています。
この日は倒木の影響で一部遊歩道が通行止めとなっており、すべては歩けなかったのが少し残念でしたが、整備中の様子に自然との共生を感じました。

それでも、見どころは十分。まず足を止めたのは「不動の滝」。小さな滝ながら、水の音は心に響きます。すぐ近くには日本庭園も整備され、渓谷の緑と調和した静かな空間にしばし足を止めました。

そして階段を上ると「等々力不動尊」が現れます。朱塗りの本堂はどっしりとした存在感があり、散策の終盤にふさわしい厳かさでした。

f:id:cozy__1972:20250506123038j:image
f:id:cozy__1972:20250506123029j:image
f:id:cozy__1972:20250506123022j:image
f:id:cozy__1972:20250506123025j:image
f:id:cozy__1972:20250506123114j:image

 

PIER'S CAFE 等々力店──静かな余韻と香り高い一杯

駅へ向かう前に立ち寄ったのが、等々力駅前の「PIER'S CAFE」。明るく落ち着いた雰囲気の店内で、香りの良いコーヒーをゆっくり味わいました。歩いた後のコーヒーは格別で、今日の道のりを思い返しながら、静かな余韻にひたる時間となりました。

f:id:cozy__1972:20250506123130j:image

 

おわりに

全体で約2時間、距離にして4.5kmほどの散策コースでしたが、自然、歴史、そして心安らぐ時間に満ちた半日になりました。実は九品仏をゴールに予定だったのですが、今回は病み上がりということもあり疲れてしまって等々力で終了。次回は九品仏まで足を延ばしてみたいです。

日々の喧騒から少しだけ離れて、五感を整えるようなさんぽ──
これからもこんな時間を大切にしていきたいと思います。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村

ポチッと応援お願いします