ゆったり行進曲

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おやじの名言タイムvol.42『尊厳を保つには勇気がいる』



年齢を重ねるほど、
世の中には理不尽なことがある、と実感する場面が増えてきます。

努力だけではどうにもならないこと。
正しさだけでは乗り越えられないこと。

そんな現実の中で、
それでも自分を保って生きることの意味を教えてくれる言葉があります。

映画 グリーンブック に登場する、
天才ピアニスト、ドン・シャーリーの言葉です。

彼は映画の中の架空の人物ではありません。
ドン・シャーリー は、実在したクラシックとジャズを融合させた革新的なピアニストでした。

 

Dignity always prevails.

尊厳を保つには勇気がいる

 

--映画「グリーンブック」より

 

この映画のタイトルである「グリーンブック」とは、
正式には「The Negro Motorist Green Book」と呼ばれる実在のガイドブックです。

人種差別が当たり前だった時代、
黒人が安全に利用できるホテルやレストランを掲載した、
いわば“命を守るための旅行ガイド”でした。

ドンは、このグリーンブックを頼りに、
差別の色濃く残るアメリカ南部をツアーで回ります。

ステージの上では喝采を浴びる。
しかしステージを降りた瞬間、同じ建物のトイレすら使えない。

才能は認められても、
人間としては対等に扱われない。

その理不尽な現実の中で、
彼は怒りに身を任せるのではなく、
静かに、自分の尊厳を守り続けます。

彼はこう問いかけます。

 

“If I'm not black enough, and if I'm not white enough,
and if I'm not man enough,
then what am I?”

黒人でもなく、白人でもなく、
十分に黒くもなく、十分に白くもない。
なら私は何者なんだ?

 

社会のどこにも完全には属せない孤独。
それでも彼は、自分を見失いませんでした。

 

若い頃は、
理不尽に対しては強く反発することが正解だと思っていました。

しかし50代になった今、思うのは、
本当の強さとは、
どんな状況でも自分の尊厳を手放さないことではないか、ということです。

感情に流されないこと。
自分の価値を他人の評価に委ねないこと。
そして、自分自身を信じ続けること。

それには、確かに勇気が必要です。

 

人生には、どうにもならない現実があります。
それでも、自分の尊厳だけは、自分で守ることができる。

ドン・シャーリーのこの言葉は、
そのことを静かに教えてくれます。

年齢を重ねた今だからこそ、
深く心に響く名言です。

easy-going.hatenablog.jp

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