
You can’t always get what you want.
欲しいものが、いつも手に入るわけじゃない
― The Rolling Stones「You Can’t Always Get What You Want」
このフレーズを若い頃に聴いたときは、
少し突き放されたような印象を受けました。
「現実はそんなに甘くない」という、冷たい一言のように感じていたのです。
ところが、50代になった今、改めてこの曲を聴くと、印象が大きく変わりました。
この歌は、単なる諦めの歌ではありません。
このフレーズの後には、次のような歌詞が出てきます。
But if you try sometimes,
well you just might find
You get what you need
意訳すると、
「でも、たまには本気でやってみれば、
本当に必要なものが手に入るかもしれない」
という意味になります。
つまりローリング・ストーンズは、
欲しいものは簡単には手に入らないけれど、
チャレンジを続けていれば、必要なものには出会えるかもしれない
と歌っているのだと思います。
ここが、この曲の一番大事なところではないでしょうか。
若い頃は、欲しいものと必要なものを、同じものだと思っていました。
収入、評価、肩書き、スピード、結果。
それらを手に入れることが、幸せだと信じて疑いませんでした。
しかし今は、少し違います。
思い通りにならなかった経験があるからこそ、
・続けられていること
・失わずに残っているもの
・無理をしなくても楽しめる時間
こうしたものの価値が、自然と見えてきました。
チャレンジをやめなければ、
形は違っても、何かは手に入る。
それは若い頃に思い描いていた「欲しいもの」ではないかもしれません。
けれど、今の自分にとっては、「必要なもの」なのだと思います。
"You can’t always get what you want."
この言葉は、人生の厳しさを突きつける一方で、
続けることの意味を、静かに肯定してくれる言葉でもあります。
まとめ
欲しいものが手に入らなかったからこそ、
本当に必要なものに気づけた。
ローリング・ストーンズのこの曲は、
そんな大人の人生に、そっと寄り添ってくれる一曲です。
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