
おのれを責めて人をせむるな
― 徳川家康
この言葉は、徳川家康が残した多くの教訓の中でも特に有名な一節です。
直訳すれば「人を責めるな、自分を責めよ」という意味。
つまり、他人の欠点をあげつらうよりも、まずは自分の行いを省みよという教えです。
家康の思いにある“自己抑制”の精神
家康といえば、戦国の世を終わらせた冷静沈着な人物。
彼の生き方を象徴する言葉のひとつが、この「おのれを責めて人をせむるな」です。
戦国時代のような厳しい環境では、感情的になれば命取り。
家康は、自分の怒りや不満をぐっと抑え、長期的な視点で物事を判断するタイプでした。
人を責めたところで状況は好転しない。
だからこそ、自分の言動を正すことにエネルギーを注いだのでしょう。
職場・家庭で“責めない勇気”
50代にもなると、部下や取引先など、自分より若い世代と接する機会が多くなります。
そんな中で、つい「なんでできないんだ」「昔はこうだったのに」と思ってしまうこと、ありませんか?
でも、そこで一呼吸置いて――
「自分も若いころは同じような失敗をしていたな」と思い出してみる。
この視点の切り替えこそが、家康の言う「おのれを責める」姿勢。
人を責めるのではなく、自分の言い方・伝え方を見直すことができれば、関係は驚くほどスムーズになります。
“自分を責める”は決してネガティブじゃない
「自分を責める」と聞くと、少し暗いイメージがあるかもしれません。
けれど、家康が言いたかったのは“反省することで次に生かす”という前向きな姿勢です。
私たちおやじ世代にとって、完璧を求めすぎるよりも、
失敗を受け入れ、次にどう活かすかを考えることのほうが、ずっと大事。
他人を責めるより、自分をちょっと責めて笑って済ませる。
そんな“おやじの余裕”がある人は、まわりから信頼されるものです。
まとめ|人を責めず、自分を省みる
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人を責める前に、自分の行動を見つめ直す
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怒りや不満を抑える力が、本当の強さ
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失敗しても、自分を責めすぎず次に活かす
徳川家康の言葉は、400年以上たった今でも私たちに通じる真理を教えてくれます。
「おのれを責めて人をせむるな」――
この言葉を胸に、少し肩の力を抜いて、ゆったりと前に進みたいですね。
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