
生きてるだけで丸儲け
---明石家さんま
この言葉、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。お笑い界のレジェンド・明石家さんまさんの口癖として知られていますが、ただの冗談や持ちネタではありません。軽快なトーンの中に、深く温かい人生哲学が詰まった名言だと私は思います。
さんまさんがこの言葉を口にするようになった背景には、1985年に起きた日本航空123便墜落事故があります。実はさんまさん、もともとその便に搭乗予定だったと言われています。スケジュールの変更でたまたま乗らずに済んだという事実が、後に「命があること自体が奇跡であり、何よりの財産だ」という思いに繋がっていったのでしょう。
さらには、娘のIMALUさんの名前も「I(生きてるだけで)MA(丸)LU(儲け)」という意味を込めてつけたというエピソードもあり、この言葉がさんまさんにとっていかに大切なものかが伝わってきます。
私自身、この言葉の意味を実感するようになったのは、50代に入ってからです。
体のあちこちに不調が出始めたり、同年代の仲間や親族が病気で倒れたり…。若い頃には意識することのなかった「生きていることの重み」が、少しずつ身近になってきたように感じます。
日々の生活では、うまくいかないことやイライラすることもあります。仕事が思うように進まない。家庭で言い争いをしてしまう。将来が見えずに焦りを感じる。そんな時、この「生きてるだけで丸儲け」という言葉を思い出すと、心の中に少し余裕が生まれる気がします。
「まあ、でも俺、生きてるし」
たったそれだけで、気持ちが軽くなることもある。
“今ここにいる”という事実が、すでに大きな価値なんだと思わせてくれる言葉です。
この名言のすごいところは、何かを否定したり、努力を放棄しようという話ではないところです。あくまで、「今、生きている自分をまず肯定しよう」というメッセージ。
そこから始めれば、ちょっとしたことで幸せを感じたり、小さな前進を喜べるようになります。
「生きてるだけで丸儲け」
年齢を重ねるごとに、この言葉の本当の意味がじわじわと染みてきます。
今日も生きてる。だから、もうそれだけで大成功。
そう思える日が、一日でも多くありますように。
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