
やろうと思えば人間はたいていのことができると私は思っている。
---本田宗一郎
この言葉は、本田技研工業(ホンダ)の創業者・本田宗一郎さんのものです。
言わずと知れた世界の「HONDA」をつくり上げた男。彼の人生は、まさに挑戦の連続でした。
戦後の混乱期に、町工場からスタートして世界的な企業へ。そこには当然、数えきれないほどの困難があったはずです。
それでも彼は歩みを止めなかった。技術も、組織も、資金も、十分ではなかった時代に、なぜそんなことができたのか。
その答えの一端が、この名言に込められているように思います。
私たちは、年を重ねるごとに「できない理由」をたくさん持つようになります。
年齢的にもう無理だろう。体力がない。若い人にはかなわない。時間が足りない。今さら失敗するのは怖い……。
そんなふうに、自分で自分にブレーキをかけてしまう。
でも、本田宗一郎さんは違いました。
「やろうと思えば、人間はたいていのことができる」。
その信念が、ホンダの技術力の土台となり、多くの社員に希望を与えたのです。
この言葉を読んだとき、私は自分自身のことを思い出しました。
数年前、40代も後半に差しかかってから、簿記の資格取得にチャレンジしたことがあります。
経営企画の仕事に活かしたいという思いはありましたが、勉強する習慣も時間もなく、最初はただ焦るばかり。
参考書を開いても、集中力は続かず、問題を解けば間違いだらけ。正直、「これはもう無理かもしれない」と何度も思いました。
でも、「やる」と決めたからにはやめたくなかった。
地道に、少しずつ、できるところから進めるうちに、気づけば合格ラインに手が届いていたんです。
この経験から学んだのは、能力よりも「やると決めた意思」がものを言う、ということ。
自分を信じて続けることで、想像以上に遠くまで行けるのだと知りました。
人生の後半に差しかかった今だからこそ、この名言が響いてきます。
「やろうと思えばできる」という言葉は、根性論ではありません。
諦めない姿勢、やると決める覚悟、自分の可能性を信じる心——。
すべてはそこから始まるのだと、本田宗一郎さんは教えてくれているのです。
もし今、やりたいことがあるなら。
挑戦したいことがあるけれど、躊躇しているなら。
この言葉を、自分自身へのエールにしてみてください。
やろうと思えば人間はたいていのことができる。
一歩を踏み出す勇気さえあれば、道はきっとひらけます。
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