正直、試合前は「難しいかな」と思っていました。
相手は7連勝中で堂々の首位・鹿島アントラーズ。一方こちらは、7連敗中で最下位に沈むマリノス。勝ってほしい気持ちはもちろんありましたが、心のどこかで現実を受け入れる準備をしていたのかもしれません。
でも、そんな気持ちを一蹴するような試合をマリノスは見せてくれました。
この試合は、新しい戦術に切り替えてからの2戦目。最終ラインからのビルドアップを一時的に控え、より堅実な試合運びを意識した内容でした。
序盤から集中した守備、鋭いカウンター、そして何より勝利への執念がピッチ全体にあふれていました。
結果は3-1の快勝。鹿島の連勝を止めたのは、他でもない、最下位のマリノスだったのです。
主なスタッツ
ボール支配率:34%
シュート数:9(枠内7)
パス成功率:68%
得点者:永戸、ヤン・マテウス(2)
そして何より印象的だったのは、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間。
キャプテン・喜田拓也選手が、その場に崩れ落ちるように倒れ込んだシーン。
その姿に、どれほどの重圧と悔しさを抱えてここまで来たのかがにじみ出ていました。
数字には表れない、「魂」のこもった試合でした。
次の試合は、5月31日(土)の町田ゼルビア戦。
最近調子を落としているとはいえ難敵の町田相手に、どこまで食らいつけるか。
でも今なら、言えます。「きっと大丈夫。マリノスは、もっと強くなる」。
久しぶりに試合後も前向きな気持ちで過ごせた週末。
応援って、本当に素晴らしいですね。
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