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青森旅行記 特別編|星野リゾート青森屋宿泊レビュー!温泉とみちのく祭りやを満喫

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9月に行った青森旅行では、2日目に「星野リゾート 青森屋」に宿泊しました。
青森屋は、青森の文化や伝統、そして温泉を“丸ごと”楽しめると評判の宿。館内はねぶたや三味線の世界に包まれており、まるで小さな青森を旅しているかのような体験ができました。以前から「一度は泊まってみたい」と思っていた場所だったので、今回の旅で念願が叶いました。

実際に宿泊してみると、温泉のよさはもちろん、夜に開催される「みちのく祭りや」の迫力ある舞台や、地元食材をふんだんに使った食事など、期待以上に青森らしさを堪能できました。この記事では、その滞在の様子を旅行記としてまとめてご紹介します。

 

青森らしさ満点!館内はまるで“ねぶたの小宇宙”

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チェックインを終え、客室のある西館へ向かうために地下一階へ降りました。エレベーターを出て少し進むと、「じゃわめぐ広場」と呼ばれる空間にたどり着きます。そこには大きなねぶたや伝統工芸の展示が並び、青森を感じさせる雰囲気がいっぱい。館内を移動しているだけなのに、まるで観光をしているようで、自然と心が躍りました。ウワサの蛇口から出るリンゴジュースもじゃわめぐ広場にありました。

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幻想的な露天風呂『浮湯』でとろける夜

青森屋の大浴場には「浮湯」と「元湯」の2種類があります。まず夜に訪れたのは宿泊者専用の「浮湯」。池にせり出すように作られた露天風呂は、水面に映る明かりが幻想的で、まるで水の上に浮かんでいるような感覚を味わえます。静かな夜風に吹かれながら入るお湯は格別で、時間を忘れてしまうほどでした。

湯上がり後は、名物の蛇口から出るりんごジュースも飲むことができて、最高のひとときでした。

翌朝は、少し離れた場所にある「元湯」へ。ここは宿泊者以外も利用できる温泉で、歩くと10分ほどかかりますが、宿泊者専用の送迎バスも出ています。元湯には露天風呂はなく、浴槽は岩風呂でした。源泉かけ流しのトロトロとしたお湯を楽しめます。

夜と朝で異なる温泉を体験できたのは、青森屋ならではの贅沢ですね。

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青森屋の夜を彩る『みちのく祭りや』

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この宿で絶対に外せないのが夜のイベント「みちのく祭りや」。館内にある専用ホールで、青森の夏祭りを一度に体感できるショーです。

開演前からすでに会場は熱気に包まれ、太鼓や笛の音が響くと一気に祭りの世界へ。舞台上には大きなねぶたが登場し、力強い掛け声とともに舞が始まります。

私が特に感動したのは、津軽三味線の演奏。激しくも繊細な音色が心に響き、祭りの高揚感をさらに引き上げてくれました。五所川原のねぶた、弘前ねぷた、八戸の三社大祭、青森のねぷたを観ることができます。そしてフィナーレでは観客もステージに上がり、一緒に声を出したり手拍子を打ったりと、一体感に包まれます。

まさかホテルの中で、ここまで本格的な祭り体験ができるとは思っていませんでした。青森屋ならではの「滞在そのものが観光になる」という魅力を実感しました。

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青森の味覚を堪能する夕食と朝食

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夕食はビュッフェ形式。地元の海鮮から郷土料理まで幅広く並びます。ホタテの焼き物やせんべい汁など、青森らしい料理はぜひ味わってほしい一品。私はホタテの甘みと香ばしさに感動し、思わずおかわりしてしまいました。

一方、娘は肉料理やデザートを中心に楽しんでいて、それぞれの好みに合わせられるのもビュッフェの魅力。家族連れやグループ旅行にもぴったりだと感じました。

朝食もバイキング。海鮮丼などついついお皿に盛りたくなるものばかり。朝から食べすぎ注意です。

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朝の庭園さんぽで、広大な自然を満喫

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朝食のあと、宿の庭園をゆっくりと散策しました。
青森屋の敷地はとても広く、まるでひとつの公園のよう。
朝の澄んだ空気の中を歩くだけで、旅の疲れがすっと抜けていくようでした。

 

最初にくぐったのは、立派な門構えの西大門。
ここから庭園散歩がスタートします。木々の間を抜ける風が心地よく、青森の自然がすぐそこにあるように感じました。

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少し歩くと、池のほとりに設けられた足湯が見えてきます。
湯けむりが静かに立ちのぼり、朝の光を浴びながら足を浸すと、思わず深呼吸したくなるような気持ちよさ。
庭園の景色を眺めながらの足湯は、まさに“青森屋の朝時間”を象徴する体験でした。
旅の途中でこんなに穏やかな時間を過ごせるのは、本当に贅沢です。

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その先に現れるのが、陶芸の風合いが味わい深い津軽金山焼回廊。
静かな朝に、焼き物の壁が放つ土の香りと質感が印象的でした。

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池のほとりにある浮見堂は、写真で見ていたよりもずっと幻想的。
水面に建物と空が映り込み、時間が止まったような静けさに包まれます。

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もう少し歩くと、かわいいポニーがのんびり草を食べていて、思わず笑顔に。
都会の喧騒とはまったく別世界です。

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散歩の終わりにたどり着いたのは、重厚な造りの渋沢大門。
朝の光に照らされる姿が美しく、まるで旅の締めくくりを見送ってくれているようでした。

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温泉と食事だけでなく、この庭園の散策こそが青森屋の魅力のひとつ。
ゆったりと歩くだけで、青森の自然と文化を体の奥で感じられる時間でした。

 

実際に泊まって感じたこと

実際に泊まってみて感じたのは、「宿にいながら青森を存分に感じられる」という体験でした。星野リゾート 青森屋に宿泊して感じたことをメリット・デメリットとまではいかないものの良かった点と注意点まとめると——

よかったこと

  • 館内全体が「青森」を感じさせる演出

  • 温泉の充実度が高い

  • 「みちのく祭りや」で青森の祭り文化を体感できる

  • 郷土料理をはじめ食事の満足度が高い

注意すべきこと

  • 人気が高いため宿泊料金はやや高め

  • 館内イベントが盛りだくさんで、短期滞在だと消化しきれない

  • 青森駅や観光地からは少し距離があるため、移動の計画は必要

 

まとめ|宿自体が観光地になる場所

星野リゾート 青森屋は、温泉宿でありながら「青森文化を体感するテーマパーク」のような場所でした。特に「みちのく祭りや」は、ただ観るだけでなく、体で感じることができる特別な体験。ここに泊まることで、青森旅行がさらに濃く思い出深いものになりました。

青森を訪れる際には、観光地を巡るのも良いですが、「宿に滞在すること自体を楽しむ」という選択もおすすめです。

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