ゆったり行進曲

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評価されなくても、結果を取りにいく——『俺たちの箱根駅伝』を読んで

本のタイトルに惹かれて「俺たちの箱根駅伝」(池井戸潤 著)を読みました。

主人公は、箱根駅伝の本選出場を逃した学生たち——いわゆる「学生連合」です。

学生ランナーを題材にした小説ですが、それでも、読み終えたあとに残ったのは、なぜか自分自身のことでした。

 

主役ではない立場から、結果を取りにいった物語

俺たちの箱根駅伝は、華やかな強豪校ではなく、本選に出られなかった選手たちにスポットを当てた物語です。

箱根駅伝といえば、優勝争い、スター選手、名門校。
しかし、この物語の中心にいるのは、そのどれにも当てはまらない選手たちです。

・あと一歩で届かなかった
・チームとして出場できなかった
・評価される舞台に立てなかった

そんな彼らが「学生連合」としてタスキをつなぎます。

彼らは主役ではありません。
正式な順位もつきません。

それでも、結果を取りにいきます。

 

結果は“公式に残らない”。それでも取りにいく

学生連合は、箱根駅伝に出場しても正式な順位はつきません。
どれだけ好成績でも、記録は「参考扱い」です。

それでも彼らは、目標を「3位相当」に置きました。
そして実際には「2位相当」という結果を出します。

ここが、この物語の一番すごいところだと感じました。

評価されるかどうかは、自分では決められません。
しかし、どこを目指すかは自分で決められます。

そして、その目標の置き方こそが、結果を大きく左右するのだと思います。

 

モチベーションが結果を変える

この本を読んで強く感じたのは、
人はモチベーションの持ち方や与えられ方によって、結果が変わるということです。

学生連合は、最初から評価される立場ではありません。
普通に考えれば、「どうせ参考記録だから」と力を抜いてもおかしくない状況です。

しかし彼らはそうしませんでした。

「3位相当」という明確な目標を掲げ、
その目標に向かって全力で走り切ります。

結果として「2位相当」という想定以上の成果につながりました。

もし目標が曖昧だったり、
モチベーションを保てていなかったりしたら、
この結果は生まれていなかったかもしれません。

 

評価と結果は、必ずしも一致しない

読みながら、自分のことも重ねて考えました。

自分は今、フルマラソンでサブ4、そしてその先を目指しています。
しかし現実は厳しく、思うように走れない日も多いです。

努力しても結果が出るとは限りませんし、
その結果が評価されるとも限りません。

それでも、

・どこを目標にするか
・どこまでやり切るか

それは自分で決めることができます。

学生連合の走りは、
「評価されないなら頑張らない」という選択ではなく、
「評価されなくても結果を取りにいく」という選択でした。

 

自分の立場で、結果を出しにいく

箱根駅伝には“主役”がいます。
優勝争いをするチームや、区間賞を狙う選手たちです。

一方で、学生連合はその枠には入りません。

しかし、だからといって目標を下げる必要はありません。
置かれた立場の中で、どこまでやれるか。

それを突き詰めた結果が、「2位相当」でした。

これは、仕事でも人生でも同じだと感じます。

環境や評価は、自分では選べないことが多いです。
しかし、その中でどこまで結果を取りにいくかは、自分で決めることができます。

 

それでも、結果にこだわる

この物語は、「どうせ評価されないから」と力を抜く話ではありません。

むしろその逆で、
評価されない前提の中でも、結果にこだわり続ける物語です。

結果が公式に残らなくても、
その事実が消えることはありません。

そして何より、自分自身が一番それを分かっています。

だからこそ、自分もこう思います。

速くなくてもいい。
主役でなくてもいい。

それでも、自分の目標に対しては、結果を取りにいきたいと思います。

 

まとめ

『俺たちの箱根駅伝』は、
主役ではない立場に置かれた者たちが、
それでも結果を取りにいった物語でした。

評価は他人が決めるものかもしれません。
しかし、目標と行動は自分で決めることができます。

そして、そのモチベーションの持ち方ひとつで、
結果は大きく変わるのだと感じました。

もし今、思うように評価されていないと感じているなら、
この一冊はきっと何かを与えてくれるはずです。

少なくとも私は、
「もう少しだけ結果にこだわってみよう」と思えました。

 

自分のペースで、これからもゆったりと。

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