土曜の朝、目覚めてスマホを見たら、前の晩に届いていたLINEに気づきました。
内容は、ちょっと気分の悪くなるもの。
朝いちばんでそういうものを読むと、一日がずっしり重たく始まってしまう。
もともとその日は、ジョギングに出るつもりだったけれど、気持ちがついてこない。
結局、家でぼんやり過ごしていた。
午後、何気なくテレビをつけると、『義母と娘のブルース』の一挙再放送をやっていました。
以前リアルタイムで観ていたドラマで、好きだった記憶はあるけれど、内容をはっきり覚えていたわけではなかった。
それでも、途中から観始めたら、いつの間にか引き込まれていきました。
綾瀬はるかさん演じる亜希子さんの、不器用だけどまっすぐな姿勢。
娘・みゆきとの関係の変化や、支える人たちとのやりとり。
ひとつひとつの言葉や表情が、胸にすっと染みこんできた。
ああ、こういうドラマだったなあ……と思いながら、気がつけば最終話まで。
観終わった頃には、もう外はすっかり夕方だった。
その日、ジョギングはできなかったけれど、なんとなく自分の中で「これでよかった」と思えた。
落ち込んでいるときに、いい物語に出会うと、それだけで気持ちが少しずつほどけていく。
何か特別なことをしなくても、ただ“観る”だけで、救われる瞬間がある。
あれから数日経って、水曜日の夜。
いまもふと、あのドラマの場面が心に浮かぶ。
日々の中で、そんな風に余韻を残してくれる作品に出会えたことが、なんだかうれしい。
また明日から、ゆっくりでも前を向いていこうと思います。
それでは、今夜はこのあたりで。おやすみなさい。
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