ゆったり行進曲

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「ドラマ『続・続 最後から二番目の恋』を観た夜に、ふと考えたこと」

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月曜の夜9時は、テレビの前に座ると決めている。

『続・続・最後から二番目の恋』。

これまでのシリーズは見たことがありませんでしたが、たまたま初回の放送を見て以来、ドラマの魅力に引き込まれています。

小泉今日子さん演じる吉野千明は、60歳を目前にしたテレビディレクター。

キャリアも、それなりの人生経験もある彼女が、この年齢になってもまだ恋に迷い、仕事に苛立ち、ふと孤独を感じる――その姿が、やけにリアルで、目が離せなません。


「この先、どう生きようか」なんて、まだ早いと思っていたけれど

自分はまだ50代前半。

人生100年時代と言われるなかで、ようやく折り返しを過ぎたあたり。

まだ「老い」という言葉は他人事のように思っていたし、「60歳」なんてずっと先の話だと思っていました。


けれど、千明が時折見せるような“ちょっとした疲れ”や“何とも言えない焦り”は、自分の心のどこかにも確かにあります。

「この先どう生きていくか」なんて、これまで真剣に考えて来ませんでした。けれど、このドラマを観ていると、そんな問いが少しずつ自分の中に湧いてきます。

 


現役の終わりが見えてきたとき、心に芽生える感情

最近、ドラマの中の千明のように、「自分ももう、いつまでも“現役”ではいられないな」と感じることが増えてきました。

会社の中心が自分より若い世代に移っていく。

それを寂しいと思う気持ちもあれば、むしろ自然な流れとして受け入れようとする自分もいる。


でもその中で、ふと湧いてくるのが――

**「最後にもうひと花、咲かせたい」**という想いだ。


それは出世でも栄光でもなく、たとえば「今までの経験を活かして、誰かに何かを渡すような仕事」とか、「自分の手で、形あるものを残したい」とか、そういう類のもの。


千明もまた、年齢や立場の変化のなかで揺れながらも、「まだ終わりたくない」と心のどこかで思っているように見えます。

その姿に、深く共感する自分がいます。


千明のように、ちょっとかっこ悪く、でも正直に歳を重ねたい

このドラマが素敵なのは、「大人の正解」を示さないところ。

誰もがそれぞれの人生のなかで、自分なりに悩み、もがきながら進んでいく。

千明は完璧じゃない。でも、完璧じゃないままちゃんと歳を重ねていて、そこが本当にいい。


自分も60歳を目前にすると、きっと似たような葛藤を抱えているのだろうと思います。

でも、こうして千明のようなキャラクターを観ていると、「そういうふうに揺れてても、別にいいじゃないか」と思えてきます。


おわりに

『続・続・最後から二番目の恋』は、ただのラブコメではありません。

大人になったからこそ生まれる不安や、寂しさや、ふとした希望を、静かに、でも丁寧に描いています。


月曜の夜。

明日からまた仕事が始まると思うとちょっと気が重いけれど、千明を観ていると「自分ももう少し、自然体でいこう」と思えます。

10年後、20年後、こんなふうに笑っていられる自分であるために。

今は、自分なりのペースで、ゆったりと進んでいけばいいのかもしれません。

 

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