先週の記事「青森旅行記 前編」では、港町・八戸を中心に、海鮮丼や酒蔵見学、居酒屋グルメなど初日の様子をご紹介しました。
今回の 後編 は、2日目・3日目の旅の記録です。レンタカーを借りて七戸の親戚宅を訪ね、奥入瀬渓流や十和田湖といった自然の名所をめぐり、最後は星野リゾート 青森屋に宿泊。盛りだくさんの青森旅行の続きをお届けします。
三八城公園で朝の散歩からスタート
2日目の朝は、本八戸駅近くにある「三八城（みやぎ）公園」から始まりました。小高い丘の上にある公園で、市街地を一望できる眺めが魅力です。朝の澄んだ空気の中を歩くと、地元の方が犬の散歩や体操をしていて、観光地とはまた違う日常の風景に触れることができました。旅先でこうした朝の散歩を取り入れると、その土地の空気感により近づける気がして、私の旅の楽しみのひとつになっています。
七戸の親戚宅と「NAMIKI」のジェラート
散歩の後はレンタカーを借り、七戸町の親戚宅へ。久しぶりの再会で、都会では味わえない田舎の親戚との穏やかな時間が流れました。観光ももちろん大切ですが、こうした交流こそ心に残る旅の思い出になります。
その後立ち寄ったのが、七戸町で人気のジェラート店「NAMIKI」。ケースに並ぶカラフルなジェラートはどれも美味しそうで迷ってしまいます。私は季節限定の枝豆とレギュラーメニューのジャージーミルクのダブルを選びましたが、濃厚なのに口どけが軽く、素材の良さを感じる味わいでした。地元の人に愛される理由がよくわかるお店です。
奥入瀬渓流と十和田湖で自然を満喫
次の目的地は奥入瀬渓流。新緑に包まれた森の中を流れる清流は、歩くだけで心が洗われるよう。特に「銚子大滝」は圧巻で、轟音とともに水しぶきがあたりに広がり、自然の力を全身で感じることができました。写真では伝わらない迫力があり、やはり現地でしか味わえない体験です。
さらに車を走らせ十和田湖へ。湖畔に立つ「乙女の像」は十和田湖観光の象徴で、静かな湖面を背景に凛とした雰囲気を漂わせていました。近くの十和田神社にも参拝し、湖の守り神に旅の安全を祈願。境内はどこか神秘的な空気に包まれており、自然と歴史の両方を一度に味わえる場所として、十和田湖の良さを実感しました。
星野リゾート 青森屋で「みちのく祭や」を体感
2日目の宿泊先は三沢市にある「星野リゾート 青森屋」。青森の文化を存分に楽しめる温泉宿です。夜は「みちのく祭や」を観覧しました。ねぶた祭や津軽三味線が一度に味わえるショーで、迫力ある演舞と観客の手拍子が一体となり、まるで本場の祭に参加しているような熱気に包まれました。
青森屋には他にも見どころが多く、一度の記事ではとても紹介しきれません。館内の様子や温泉、食事については、改めて「宿泊記」として番外編の記事で詳しくお届けしたいと思います。
青森屋の朝散歩と蕪島神社
3日目の朝は、宿（青森屋）の庭園を散策。池や足湯があり、朝の光に包まれた景色は夜の賑わいとは対照的な静けさでした。こうして迎える朝は心を整えてくれるものです。
その後は「フルーツパーラーおだわら」でランチ。私はフルーツをふんだんに使ったサンドウィッチをいただきました。瑞々しいフルーツの甘みと軽やかな口当たりは、旅の疲れを癒してくれるよう。落ち着いた店内で過ごす時間は、青森旅行の締めくくりにふさわしいひとときとなりました。
続いて向かった「八食センター」は、まさかの定休日。名物の海鮮を楽しみにしていただけに少し残念でしたが、こうしたハプニングも旅の醍醐味です。
そこで急遽立ち寄ったのが、海沿いに建つ蕪島神社。青い海を一望できる境内は開放感にあふれ、潮風が心地よく感じられました。名物のウミネコの姿がなかったのは残念でしたが、偶然の寄り道が結果的に旅の締めくくりとなり、最後にふさわしい良い思い出になりました。
まとめ
こうして2泊3日の青森旅行は幕を閉じました。港町の八戸から始まり、奥入瀬渓流や十和田湖で自然を満喫し、最後は青森屋で文化に触れる。食・自然・文化がそろった青森の魅力を存分に味わうことができ、充実した旅になりました。
次回は「青森旅行記 番外編」として、星野リゾート 青森屋の宿泊記を詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに。
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