
9月8日から10日まで、2泊3日で青森を旅行してきました。
今回はその前編として、初日に訪れた八戸のグルメや酒蔵めぐりを中心に振り返ってみたいと思います。
陸奥湊の「魚まる食堂」で海鮮丼ランチ
八戸に到着してまず向かったのは、陸奥湊にある「魚まる食堂」。ここでいただいたのは、平目の漬けとマグロの漬けが盛られた二色丼です。
八戸では平目が名物のひとつで、特に「みなと食堂」のヒラメ漬丼は全国的にも知られた人気メニュー。そのタレは地元ならではの味わいですが、実は魚まる食堂でも同じ特製ダレが使われています。魚まるを運営する尾崎商店は、長年みなと食堂にヒラメを卸してきた関係があるそうです。
私が訪れたのは月曜日の14時前。みなと食堂は朝6時からの営業で、午前中で売り切れてしまう日もあり、月曜と日曜は定休日。月曜日でなかったとしてもこの時間に行ってら閉店していた可能性もありました。魚まるで名物の味を楽しめるのはありがたいことでした。新鮮な平目とマグロに加え、漬けダレの旨みがしっかり染みていて、大満足の昼食となりました。

八戸酒造で酒蔵見学と試飲体験
食後に訪れたのは、「陸奥八仙」で知られる八戸酒造。
酒蔵見学は予約制。事前に申し込んでおく必要があります。
まず日本酒造りの工程についてビデオで説明を受けました。
その後、実際の仕込みのタンクや現場は見学できませんでしたが、日本酒造りに現在は使っていない蔵の中を案内していただきました。
そこには昔実際に使用されていた帳簿や、仕込みに使った暖気樽(だきだる)などが展示されていて、酒造りの歴史や当時の雰囲気を感じることができました。
見学のあとは有料の試飲(500円)へ。8種類ある日本酒の中から好きな5種類を選んで飲み比べできます。
フルーティーな香りが広がるものから、キリッとした辛口まで個性豊かで、同じ「陸奥八仙」でもこんなに違いがあるのかと驚きました。

隠れ家かき氷屋「LAPLAND」
その後は少し歩いて、「LAPLAND」というかき氷屋さんへ。
大きな通りから少し奥まった場所にあり、初めて訪れると少し見つけづらい立地です。
店名の「LAPLAND(ラップランド)」は、北欧・フィンランド北部の地域名で、サンタクロースの故郷としても知られています。
そのせいか、店内はクリスマスを思わせる装飾が施され、異国の雰囲気がただよっていました。
今回注文したのは、練乳でできた氷にメロンがのったかき氷。見た目も華やかで印象的でした。
驚いたのは、その中身。実は氷の中にメロンがぎっしり詰まっていて、スプーンを入れるたびに果肉がごろごろ出てきます。
価格は2,500円と少し高めでしたが、ボリュームとクオリティを考えると納得感があり、大満足の一品でした。
八戸でこんな本格的なスイーツに出会えるとは意外でしたが、暑さで疲れた体を癒すいい休憩になりました。


夜は「やまじゅう」でせんべろ体験
夕飯時、娘はかき氷でお腹いっぱいだったので、私ひとりで八戸の居酒屋「やまじゅう」へ。
ここは“せんべろ”(千円でベロベロに酔える)を売りにしているお店で、月曜日だからか店内は一組だけ。一人で店に入るのは苦手なのですが、思い切って入ってみました。
青森名物「十和田のばら焼き」をつまみにビールを一杯。
甘辛いタレで炒められた牛バラ肉と玉ねぎの相性が抜群で、ビールによく合います。
こういうローカルな居酒屋で味わう料理は、観光名所とはまた違った楽しさがありますね。

まとめ
こうして青森旅行の初日は、海鮮・地酒・居酒屋グルメと、八戸らしさをたっぷり味わうことができました。
翌日はレンタカーを借りて、奥入瀬渓流や十和田湖、そして星野リゾート青森屋へと足を延ばしました。
次回の「青森旅行記 後編」では、その2日目の様子をご紹介します。
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